あそびや in Tumblr

Nov 01 2009

ソフトバンクのBSを読んでみるなう

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日ソフトバンクの決算説明会があって、ウェブやらなんやらでも中継があったりした訳ですが、発表資料を眺めていると、BSに関する情報がごっそり抜けてて「なんぞ??」とかいう気分になったので、同じく出ていた決算短信の方を少し読み解いてみたいと思います。ま、せっかくなのでついでにおすそわけ的にたんぶらーに。

Blogでエントリ起こしても良いんですが、まぁ財務の専門家って訳でもないので、たんぶらーくらいが良いでしょうってことで、こちらで。

さてはて。資料は先も触れたとおり、短信です。これ。日本語の説明とかストーリーとか全部スルー。いきなり数字から見ます。財務諸表ページにルーラ!

PL回りの情報は概ね上記のプレゼン資料で出てるところなので要は、なんか売上原価が少なくなったので利益額が増えたんだね、というところが平たくポイントと言えるでしょうか。連結でも傾向は同じ。なので、たったとBSに行きましょう。

気になるところを順に。

まず資産の部。前からの傾向ですが、ぱっとみて気になるのは売掛の多さ。流動資産が全部で1,559,441。売掛が802,380。そして売上が1,349,275。つまり、前期からの積み残しとかもあるでしょうが、ざっと売上の半分以上が掛けになってる状況です。これは、割賦販売やらetcが関わってるところで、図化するとこんな感じですが、一契約あたりの収入がざっと6000円で、うち1500円ほどが割賦から来てる形です。でもって、BSとPLの数字バランスを見ると売上の半分以上、6から7割くらいが掛けになってるところです。つまり、さらっと読み取れるのは真水部分は表に出てる数字よりも少ないんじゃない?という問いかけが出てくるところ。BSの資産サイドまで目を通さないと見逃しちゃうところとなります。

この数字を健全と見るか違和感と見るかは、見方によって変わるところなのと、もうちょっと深堀りしないといけないところであり、深堀りヒントを探すところまではいま手が回らないのでこんなところで。一個言えるとしたら掛けの金額が前期858,084から今期に802,380に減ってます。これは、一応改善と言えばいいのかな。ただ、売ったものはすべからく割賦として動くルールで動いてるはずなので、細かい話ですが、売上増という話と軽く不整合を起こしてはいます。機種変更でまとめ払いが多かったとかそういう事象があると推察されるところでしょうか。

固定資産も細かくは動いてるのですが、焦点はのれん代に集約されて、ここの議論はまたM&Aとか償却とか会計制度の話とかに飛んじゃうので割愛。要はvodafone買収の際のお値段って本当にあれ正しかったの?資産査定ってちゃんとしてたの?という話の蒸し返しでもあり、これも同じく各所で散々議論がされてるされたので割愛。

負債サイド。ぱっと見て、大きな変化は短期の借入が減ってます。575,532から390,463。をを、いいことじゃないかと思って下を見ると、1年内償還の社債とちょっとですがCPが増えております。軽く不協和音。そして、社債全体を見ると、324,566から418,503に増えており、これが上でちょいっと触れた新規の社債発行が該当するところ。借り換えといえば借り換えなんですかね。というか、銀行貸してくんなかったのかな。銀行といえば、というところで、長期負債を見ると前期1,436,292から1,417,972。微減。負債全体としては、前期3,561,873から3,434,814。減ってはいますが、無借金経営!と強く言うにはまだ多いですかね。ちなみに、資本をちょいっと広めにみて純資産で見ると前期が824,798で今期が912,329。一応増えてます。そしてここは付記すべきですが、虎の子のYahoo株とかはもう抵当に入ってるはずなので、保守的に株主資本で見るのがいいのでしょうかね。417,902ということで、負債の3,434,814と比べると、10倍まではいかないですが8倍くらいです。

という訳で、長期の有形固定資産をがっつり回していかないとならない通信業のBSとしては非常に危ういというところは変わらずです。LBOしたとはいえ、資本少なすぎ。

余談ですが、長期の有形固定資産が多い会社のBSって普通どんな感じ?という問いにはJRなんか見ればいいと思います。東海とか東日本とか、あるいは自分の住んでるエリアに近いところのを見れば良いんじゃないかと。

で、やっぱり財務CFが気になるよなぁ、というところでCF計算書に。

営業CFと投資CFはパス。本当は投資CFとか大事なんですが、そうなると業態の話に逝っちゃって別議論になるので、上ののれん話のように帰ってこれなくなることからパス。

財務CFを見ると、結構あれこれ動いています。短期の借入の動きはBSで見たので長期のところを見ると、買い入れが201,727。そして返済が△250,138が。逝って帰ってでねっととしてはマイナス50,000くらい。返済が進みつつ、且つおそらく借り換えがわんさか動いてるんじゃないかと。予想では、銀行の顔ぶれも変わったりしてないかな。そして、財務CFで見ると分かりやすいのですが、社債での収入が153,627で、長期負債が△250,138なので、これは銀行から社債に切り替わってそのついでに短期の借入も返してるというところとなります。これ、銀行からなんで借りなかったの?出来なかったの?という問いが自然と浮かびます。金融危機以降の時期が時期だから、というのもあるので安易な判断はいかんところですが。

そして、現金及び同等物残高は前期419,186から当期573,424で増えてはいますよっと。

というところで、まぁ負債重すぎるよね、という基本はあんまり変わらなくて、調達財務とデットの管理のところがあれこれ気になる気になるというところしょうか。売掛の多さとかといいい、相変わらずかなりいびつな状態にあります。

しかし、技術の改編期にあるのに、インフラ投資どうするつもりなんでしょうね。どうやっても捻出も調達もできるように見えないんですが。KDDIとかの話を伝え聞いてても、4ケタの後半いりそうな感じなのに。

あーやっぱり、コミットメントラインの更改がアナウンスされてないところをみると、銀行団は貸してくれなかったんでしょうかね。

設備投資は、やっぱり黒い人の話しにもあるように、上下分離を睨んでるのかもしれないですね。

あと、のれん償却と会計ルールの議論には間違いなく絡んでくるでしょうね。もうこの辺は既定路線。上下分離は、詰将棋的に考えると、もうそっちしかないので、必要とあらばやるんだろうと思います。が、そこまであれやらこれまでの根っこを外部に握られることを良しとするかがちょいっと分からんのですよね。もう何屋か分からなくなる。って、営業会社かw

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